記憶についてナルコレプシーとCPTSD
前回記憶についてあれこれと書いたのですが私に至ってはナルコレプシーのみでは済ませられない原因もありますので追記しておきたいと思います
わたくし、ナルコレプシーが一番の大問題なのですがもう一つ直せない属性がごあじませいて
これ。説明がクソめんどくさいので端折って症状だけ申しますと
ある一定の振れ幅まで感情が触れると即座に記憶が失われる
症状があります。自分ではどうにもならん脳の便利機能です。うーん、たしかNO!THANK YOU!!!というゲームの主人公がこんな脳みそだったので気になる方はプレイしてね。
そんなわけで自分の脳機能にはほとほと自信が無かったのです。鬱ではないです、
悩みなんて無いのが悩みなくらい毎日がハッピーなのですが、ハッピーになる理由が「即座に失われる記憶とそれに伴う感情」っていう現実なだけです。
そこに舞い込むナルコレプシー
ふっざけんな!??!
モディオダールについて
副作用まみれのモディオダール
え〜前回の記事のような経緯でナルコレプシーとわかりました。
わ〜い、病気だったんかワレ、安心安心、じゃあなんとかなるじゃろ
お薬でがんばろ!
と晴れやかになったのは一瞬でした
マジで。あ、あくまでわたくし個人の症例なので参考程度にしておいてくださいネ。
ナルコレプシーと診断され、モディオダールが処方されました。↓これ
毎日2錠、朝昼に飲むものです。
これが
副作用がスゴイ
とんでもねえ
要はナルコレプシーの脳をなんだかんだ覚醒するようなものなんですが、
まず飲んだ直後に眠くなる(反作用というらしい)上にその後激しい頭痛に見舞われ、挙句の果てには40℃異常の発熱の際のように脳が動かず記憶が曖昧になる
という事態に見舞われます。
起きていない脳を無理やり起こしている弊害でしょうか、主治医に相談してもクビをひねるばかりでよくある「これ覚醒するんだけどなあ」の一点張り。マジで?
これ飲んで全くいい事ない。
正直泣きました。起きることができないから病院にいき、処方された薬を飲み、
これで治りはしないものの改善されると希望を持っていたのに、
実際に起こったことは
薬が聞いている間、眠りはしないが意識がもうろうとし、記憶障害に見舞われる
という現実です。
こんなん起きてても寝ててもかわらんやんけ!?つか、なまじ起きてるから余計たちが悪いわ!!!!!??!?!?ふざけんなや!?!??!?!
具体的にいいますと
- 仕事をしているし受け答えもできるが脳が停止している
- つらい
- 記憶の欠如が多発(さっき言われてメモしたことが全く理解できない
- 感覚的に顔の半分から上が停止していて気分が悪い
- つらい
って感じです。
朝の6時に起き、仕事をし(もうろう)帰宅…帰宅直後から夜の11時まで記憶が毎日ありませんでした。多分帰宅そのまま廊下で寝ていたような気がするのですが未だに謎です。
とにもかくにもモディオダールってなんだよ…って感じで効いてるだの効いてないだのよりも、
自分の脳がグチャグチャになっていく恐怖しか感じません
というので2年くらいモディオダールを使い続けたのですが、そろそろ精神がもたなくなってきたという所で医者にかかると「かわいそう…」なんて言われ(クソわらってもうた)リタリンへの移行を決めるのでありました。
ナルコレプシーまで
ナルコレプシーは発覚が遅いタイプの病です。
居眠りが多い、という症状は「寝不足」「怠慢」といったものに片付けられてしまう上
知名度の低さから発覚が非常に遅れます。自分もそうでした。
そして、社会人にとってはこれが致命的な問題でもあり
どうかどうにか理解や知名度が上がらないかと思い筆を取らせて頂いた次第です。
なぜナルコレプシーだと分かったのか
ではなぜナルコレプシーである、と判明したのか。
私が発覚したのは就職時でした。入社式前3ヶ月、研修というかたちで実際に会社で働くという職場においてこの病が発覚したのです。
それまで、居眠りや異常な眠気があったのですが、寝不足と思っていました。
会社はシステムやプログラムの仕事でした。その性質から、デスクワークが多い仕事です。で、研修時代というと社長や取引先の社長、会長などともにもかくにも偉い人が延々と講義をたれるわけです。
そこでわたくしは
寝る
寝る
寝たことも覚えてない
カッターを突きさしたまま寝る
寝る
社長の目の前で寝る
怒られながら寝る
立たされながら寝る
という怒涛の居眠りをかましました。人付き合いが苦手で対機械系の仕事を選んできた自分にとって、人間相手という就業は地獄でした。
そのうえ怒られても怒られても居眠りをするという現実に、情けなくなり、落ち込み、自分に落胆しつづけました。
おかしいと感じてはいましたが、研修生ということもあり、なかなか病院にも行けず休みも取れずな状態でした。その状態が3ヶ月続き、12時間寝ても24時間寝ても居眠りは治らず、自分が信用できなくなり休みを取り病院へ…。
その間に社会的信頼、人間としての信頼、同僚からの信頼、なにより自分に対する信頼を全て失いました。何をしてもミスをする、居眠りをする、記憶も曖昧、と
私は完全に社会生活不全状態となっておりました。
ナルコレプシーと診断
そんなこんなで病院に行き、検査を受け、ナルコレプシーという病気と判明しました。
その間に内定をもらい、華々しい新社会人生活を謳歌しようと思っていた会社は入社式前に辞退しました。原因は当然ナルコレプシーです。
(今は別の職場におりますが、正社員契約ではなく常勤非常勤の機械エンジニアで働いています。)
ほいでその時からナルコレプシーと分かったワタクシの絶滅人生が開始しました